CONSTRUCTION STORYT 施工ストーリー

こだわるところはこだわり
引くところは引くことで、
「豊かな時間」を授けてくれた家

施工ストーリー

「シンプルでありたい」が生んだ
抜け感と統一感

遠くに海を望む高台の傾斜地に、瀟洒なアメリカンハウスを建てたM様。新居の庭にいろいろな鳥や虫がやってきて、幼い息子さんが好奇心いっぱいに目を輝かせる日々が始まりました。のどかで閑静な環境、自然とのほどよい距離感を満喫しているご様子で、「ランニングをしていると、たまにイノシシやサルに出合いますよ」と、ご主人も楽しそう。

完成までの数か月間、待ち遠しくて待ち遠しくて、何十回と工事中のわが家をのぞきに訪れたという新居は、「100%満足の出来」とご夫妻は顔をほころばせます。無垢パインの床材が温かみを伝えてくれる広いリビング。そんな空間に燦々と陽光を届ける吹き抜け。そこここから、豊かでゆったりとした時間が流れています。

そして、室内もさることながら、こだわりは外観にも。大きなひさしがのびたカバードポーチが、アーリーアメリカンの雰囲気を雄弁にたたえています。ほかにも、随所に配した上げ下げ窓、ラップサイディング調の外壁、外構のスチールフェンスまで、一切ブレはなし。リビングからデッキ(メンテがほぼ不要な、木目調のタイルが出色!)、そして庭へ直接出られることも、やんちゃ盛りの息子さんにはたまらないつくりになりました。

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2階にバルコニーは考えなかった? そうお訊ねすると、「悩んだけれど、カバードポーチを優先しました」とご主人。手入れを怠ると案外すぐに汚れるところだし、何より「わが家の家事動線には不要」と割り切ったといいます。ご夫妻は共働きのため、帰宅後に洗濯、夜の室内干しがルーティン。洗面脱衣室を兼ねたランドリールームを整えることを大事にしました。「ほら、陽の下で干そうと思ったら、絶好のポーチもありますからね!」本当にその通りです。

アパートからマイホームでの暮らしになったことで、一番変わったことは、「時間の流れ、かも」とご主人。お気に入りのロッキングチェアに座って、お気に入りの新居をじっくり、のんびり(多少ニンマリ?)眺めながら過ごす時間。息子さんが庭遊びに興じる様子を見守る時間。むずかって泣いても、ご近所に何の遠慮もいらない時間……。そんないろいろな「幸せ時間が増えたこと」が一番の授かり物です。

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カントリー調の玄関ドアは、渋さとかわいらしさが絶妙な色味。リビングへの扉(左)の把手だけは値が張ったけれど真鍮製に。「家の顔である玄関には、本物の風合いが似合いますよ」との江原工務店のおすすめに従って。

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玄関ホールには3つの扉。右はリビングへ、まん中は洗面所へ、そして左はトイレ。

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ランドリールームを兼ねて、広くとった洗面脱衣室。ハイパワーな衣類乾燥除湿機を備え、物干しポールを計画的に設置、洗濯動線がここ1カ所で完結するつくりは、共働きの暮らしを強力に支えている。造り付けの棚にはリネン類とパジャマや下着を収納できるのも便利。センスがよく引き算が上手なご夫妻は、洗面台もシンプルなものをチョイスした。

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「掃除に手間をかけたくなくて」と、思いきって鏡も棚も省いた浴室は、驚くほどスッキリ。でも、代わりに天井にはライン状に光る埋め込み式照明を。「お風呂タイムはムードたっぷりです(笑)」

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美しいパイン材の木目が一面に広がるリビング。奥に見えるロッキングチェアに座って家中を見渡すのが、ご主人の目下の楽しみ。「吹き抜けや梁やポーチ、こだわったところが全部見えるこの場所が大好きなんです」

一方の奥様は、カウンター前と、反対のキッチン側にそれぞれ貼った、ツヤ感抑えめのタイルがお気に入り。「江原さんが気を利かせて目地の色を変えてくれたんです。カウンター側は白い目地、キッチン側は灰色の目地。感動的に美しいです!」

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背面の高窓と奥の腰高窓から光が入って明るいキッチン。灰色の目地がアクセントになったタイルは、「油はね防止のパネルより拭き掃除がラクかも」。キッチンの脇、構造上欠くことのできない柱は、発想の転換で「魅せる柱」に。4本の柱とそのすき間が、リビング全体の抜け感に一役買っている。そして、ほどよい存在感のレトロな照明スイッチも秀逸!

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2階ホールには色と素材にこだわった白色アイアンの手すり。上と下、互いの様子がそれとなく伝わる吹き抜けは、全員が大好きな空間。写真左上の壁のくぼみには、実はエアコンが。夏は2階のこの1台、冬は1階リビングに設えた1台と、各シーズンでどちらか1台が稼動すれば十分なほど、新居は高気密・高断熱仕様になっている。

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唯一クロスの色を変えたのが1階と2階のトイレ。種類はそろえつつ、ここだけグレーに。スッキリとまとめた空間に、レトロな照明が海の波紋に似た光を投げかける。

ちなみに、M様邸では『ルフロ400』という小型&省エネの24時間換気システムを採用。全館から吸い上げた汚れた空気は1階トイレの天井裏に集められ、室外に排出される。「澄んだ空気が絶え間なく、でもほんのりと流れている感じがとても気に入っています」とのこと。!

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ウォークインクローゼットは、効率よく収納できると江原工務店に進められた3面造り付け。2階、階段を上がってすぐのところに設けたのはたまたまだが、アクセスがよく助かっているそう。

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情的には本場のラップサイディングにしたかったという外壁だが、予算を考え、風合いを模した通常のサイディングに。「でも、後悔はしていません。ものには費用対効果が大切だから。主張の強いコテコテのアメリカンハウスより、少し削ぎ落としたくらいのほうが自分たちらしいし。わが家は『シンプル・アメリカン』っていう新しいスタイルだね(笑)」とお二人は声をそろえる。

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顔の絶えないM様ご一家。「おすすめしません、と江原工務店さんが言うときにはいつも明快で納得できる理由があったので、安心してわがままが言えました」

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夜間の姿も美しいM様邸。考えられた門柱のライティングに、沖縄風の花ブロックと脚元の石積みが浮かび上がる。

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