2世代の個性を二世帯住宅に生かす家
住まう人の思い出も家の一部として再利用
趣のある長いアプローチを通り抜け南川様のお宅へ。二つ並んだおそろいの玄関ドアが親子の睦まじさを物語っています。54年前からこの土地に住まわれ、昨年築35年の家を建て替えされた南川様。今回の建て替えのきっかけになったのは伴侶を亡くされて一人暮らしになったお母様との同居を考えてのことでした。そんな折ご主人が手にしたある1 冊の本。
「真摯な姿勢で家づくりに取り組んでいる江原工務店が紹介されていたんです」。
本を読んで興味を持って江原社長に会いに行ったご主人は、大工として家づくりに関わってきた社長の人柄に信頼を感じたと言います。家づくりのプランとして二世帯住宅を希望。共働きのご夫妻が夜遅く帰宅することがあってもお母様の安眠を妨げないよう玄関を二つに分ける配慮をしました。
1階のお母様の生活スペースには、たくさんの収納と昔の家を再利用することを希望されました。
「私の家づくりは4回目になるんです。その思い出を新しい家に残したくて」。
江原工務店は、長い年月を家と共に歩んできたお母様の思いを受け止め、昔の家の床柱だったエンジュの木を玄関の框として生き返らせました。ご夫妻の玄関には独立した大型のシューズクロークを家族と来客で用途別に設置しました。お母様とご夫妻の玄関ホールは奥で繋がる構造に。これなら生活スタイルが違ってもお互いに気兼ねなく行き来できます。
「2階はとにかくシンプルに、効率良く動ける動線と間取りを考えました」。
奥様の言葉通りキッチンから浴室、洗面脱衣室を通って家事室へ。洗濯物や家事はすべてそこでこなし、仕事に関する用事や整理整頓はワークスペースへと、用途に合わせて機能的に動くことができる間取りに仕上げました。木目の色調と風合いが美しいホワイトオークのフローリングと、白い壁でコーディネートされた室内には奥様のセンスの良さが光ります。
「明るく清潔感を持たせたいとスタッフにお伝えしてコーディネートしてもらいました。イメージどおりの開放感です」と奥様は言います。
「家づくりを進めて行くにあたって長く深く関わるのだから、信頼できる会社でないと頼むのは難しいですよね」。
江原工務店のポリシーに惚れ込み、完成した我が家に「何の不満もありません。大満足です!」とあふれる笑顔のご主人です。
珪藻土と乱張りの自然石が交互にデザインされた玄関アプローチ。夜になると道がライトアップされ通りから玄関まで美しく照らす。
二世帯住宅として手前は息子さんご夫妻が、奥はお母様が使用する玄関。生活時間が違ってもお互いに気兼ねなく出入りできる。
2階はご夫妻の生活スペース。ご夫妻がお気に入りの勾配天井はリビング全体に明るさと開放感を生み出す。ホワイトオークのフローリングが美しいリビングと続きになったたたみコーナーには神棚を設置。
キッチンの奥には奥様ご希望の家事スペース。浴室、洗面脱衣室と隣接した動線でアイロンがけも楽にこなせる。
キッチンもリビングのホワイトオークに合わせてトータルコーディネート。リビング側からキッチンに立つ奥様の手元が見えないようにカウンターを少し高めに設計。
ご夫妻のワークルーム。リビングに隣接しているのでそれぞれの部屋に行き来しやすく、プライベートと仕事を効率良くこなせる。
コンパクトで使いやすい1階キッチンの隣に設けたワークスペースには明るい陽射しが入り込む。お母様が手芸などを楽しむ趣味のコーナーとして。
シンプルな家の中でも奥様の寝室にはライトやベッドカバーでエレガントな味付けを。衣類はすべて大容量のウォークインクローゼットに収納。
お母様がお住まいになるリビング、寝室、トイレは移動しやすいよう回遊式の廊下で繋げた。床の段差を無くし車いすでも楽に入れる幅広な設計に。
ナチュラルカラーのコーディネートで温かみのあるご主人の寝室。室内からはオーク、廊下からはホワイトとバイカラーになったドアの色で個性を演出。
お母様がお住まいになるリビング、寝室、トイレは移動しやすいよう回遊式の廊下で繋げた。床の段差を無くし車いすでも楽に入れる幅広な設計に。
江原社長( 左)と南川様ご家族。「昔の家の一部がいろんな場所で目に入るので、新しくなった家でも心が落ち着きます」と安心した笑顔のお母様です。
工法/木造在来軸組工法
坪数/35.55坪
工期/約4~6ヵ月

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